こんにちは。スプリングノートのマスター、大塚です。
撮影スタジオを探していると、1時間数千円の場所もあれば、数万円する場所もあります。「撮影スタジオの料金相場はいくらなのか」「結局、総額でいくら用意すればいいのか」が分かりにくいと感じる方も多いと思います。
結論からいうと、撮影スタジオの費用は1時間あたりの料金だけでは決まりません。最低利用時間、撮影機材、利用人数、スチールか動画か、早朝・深夜料金、延長料金、駐車場や清掃費などを含めて考える必要があります。
東京周辺では、シンプルな小規模撮影スペースなら1時間数千円台から見つかる一方、設備の整った撮影スタジオやハウススタジオでは1時間1万〜3万円前後、大型施設や特殊なロケーションではそれ以上になることもあります。ただし、これは全国一律の統計的な平均ではなく、公開されている料金帯から考える大まかな目安です。
大切なのは相場の真ん中を選ぶことではなく、自分の撮影に必要な背景・広さ・照明・音環境などが基本料金に含まれているかを見ることです。この記事では、撮影スタジオの値段の見方と、予約前に確認したい費用の内訳を整理します。
渋谷で少人数の貸切スペースをお探しの方へ
スプリングノートは、渋谷駅から徒歩約8分の貸切利用できるカフェバーです。
撮影・動画収録、飲み会・パーティー、セミナー・ワークショップ、楽器演奏など、さまざまな用途にご利用いただけます。
- 撮影スタジオの料金相場と価格差が生まれる理由
- 時間料金以外にかかりやすい費用の内訳
- 撮影内容に合わせて予算を抑える考え方
- 予約前に確認しておきたい料金・設備・利用条件
撮影スタジオの料金相場

撮影スタジオの料金は、スペースの広さや内装、機材、立地、撮影用途によってかなり幅があります。まずは「何円が平均か」ではなく、どのタイプのスタジオがどの価格帯に入りやすいかをつかんでおくと選びやすくなります。
| スタジオのタイプ | 1時間あたりの目安 | 向いている撮影 |
|---|---|---|
| 小規模な撮影スペース | 3,000〜8,000円程度 | SNS、商品、プロフィール、少人数撮影 |
| 一般的な撮影スタジオ | 5,000〜15,000円程度 | 人物、商品、宣材、YouTube |
| ハウススタジオ | 10,000〜30,000円程度 | 広告、インタビュー、ドラマ風撮影、MV |
| 大型・特殊スタジオ | 20,000〜50,000円以上 | 大人数、セット撮影、大規模動画撮影 |
これはあくまで目安です。同じ「撮影スタジオ」でも、自然光中心のシンプルな部屋と、白ホリ、照明設備、メイクルーム、控室まで備えた施設では値段が違います。
また、1時間4,000円の場所でも最低利用時間が4時間なら、利用料だけで16,000円です。反対に、1時間10,000円でも最低2時間で必要な照明や背景が無料なら、短時間撮影では総額があまり変わらないこともあります。
スチールと動画で料金が違うこともある
スタジオによっては、写真撮影と動画撮影で料金を分けています。動画はスタッフや機材が増えやすく、照明を長時間使ったり、音声収録のために場所を長く押さえたりするため、ムービー料金を高めに設定している施設があります。
一方で、スチールと動画を同額にしているスタジオもあります。YouTubeやSNS動画だから必ず高くなるわけではありません。予約ページでは「スチール」「ムービー」「商用利用」などの区分を確認してください。
費用の内訳を確認する
撮影スタジオの費用は、基本料金に複数の項目が加わって決まります。見積もりを取るときは、最終的に何が請求対象になるのかを分けて見ると分かりやすくなります。
| 費用項目 | 確認したいこと |
|---|---|
| 基本利用料 | 1時間単価、パック料金、税込・税別 |
| 最低利用時間 | 2時間、3時間、5時間などの下限 |
| 機材費 | 照明、背景紙、スタンド、マイク等が無料か有料か |
| 人数追加料金 | 一定人数を超えると加算されるか |
| 時間帯料金 | 早朝、夜間、深夜、土日祝の割増 |
| 延長料金 | 何分単位で加算されるか |
| 清掃・管理費 | 基本料金とは別に固定費があるか |
| 駐車場・搬入費 | 車両料金、搬入経路、台数制限 |
| スタッフ費 | 照明補助や立ち会いが有料か |
| キャンセル料 | 何日前から何%発生するか |
最低利用時間
撮影スタジオの値段を比較するときに、最も見落としやすいのが最低利用時間です。
たとえば、1時間5,000円で最低4時間なら20,000円、1時間8,000円で最低2時間なら16,000円です。この場合、時間単価だけを見ると前者が安く見えますが、2時間で終わる撮影なら後者のほうが総額を抑えられます。
短時間のプロフィール撮影や商品撮影では、1時間料金よりも「何時間から予約できるか」が重要です。反対に半日以上の動画撮影では、5時間・8時間などのパック料金があるかを確認したほうがよいでしょう。
機材と備品
照明、背景紙、レフ板、三脚、ストロボ、定常光、スタンドなどは、基本料金に含まれる場合と別料金の場合があります。
撮影に慣れている人なら機材を持ち込めますが、搬入時間と人手が増えれば、安いスタジオを選んでも別のコストがかかります。逆に、必要な機材が無料で使えるスタジオなら、時間単価が少し高くても全体では効率的です。
特に背景紙は「設置は無料だが使用した長さで課金」「特定色だけ有料」など、施設ごとに扱いが違います。商品撮影や全身撮影で背景が重要なら予約前に確認しましょう。
人数と商用利用
スタジオによっては、利用人数によって料金が変わります。出演者だけでなく、カメラマン、照明、ヘアメイク、制作スタッフを含めた総入室人数で判定するところもあります。
また、個人撮影と法人・広告撮影で料金区分を変えている施設もあります。「カメラを1台持ち込むだけだから個人料金だろう」と自己判断せず、用途をそのまま伝えたほうが安全です。
早朝・夜間と土日祝
通常営業時間外は、1時間あたりの料金が割増になることがあります。朝の自然光を狙う撮影、出演者の都合で夜から始める撮影、土日しか全員が集まれない撮影では、通常料金より高くなる可能性があります。
撮影時間そのものだけでなく、搬入開始時刻と完全撤収時刻まで含めて予約時間になるかも確認してください。
総額は利用時間から逆算する
予算を立てるときは、「スタジオを何時間使うか」ではなく、「入室してから完全に退出するまで何時間必要か」で考えるのが基本です。撮影前後の準備と片付けも利用時間に含まれる施設が多いからです。
たとえば、実際の撮影が2時間でも、次のような進行なら3時間以上必要になります。
- 搬入・機材設置に30分
- 撮影に2時間
- 撤収・原状回復に30分
さらに出演者の着替え、メイク、照明調整、リハーサルがあれば、もう少し余裕が必要です。
仮にスタジオ料金が1時間6,000円、最低利用3時間、照明機材が3,000円、管理費が2,000円なら、総額は23,000円です。1時間6,000円という表示だけを見て「2時間なら12,000円」と考えると、予算がずれてしまいます。
予約時間は撮影開始からではなく、搬入開始から撤収完了までで組んでください。終了時刻ぎりぎりまで撮影すると延長になりやすいため、最後に15〜30分程度の片付け時間を確保しておくと安心です。
予算別に選び方を変える

撮影スタジオの費用を抑えたい場合、単純に最安値を探すより「何をスタジオ側に求めるか」を整理するほうが効果的です。
1万円前後に抑えたい場合
スタジオ代を1万円前後に抑えたいなら、少人数・短時間・機材持ち込みを前提にした小規模スペースが候補になります。
スマートフォンや小型カメラによるSNS撮影、卓上の商品撮影、上半身中心のプロフィール撮影などは、大型スタジオを借りなくても成立することがあります。
ただし、最低利用時間や管理費を加えると1万円を超える場合があるので、予約画面の最終金額まで確認しましょう。
2万〜4万円程度で考える場合
数時間の人物撮影、YouTube、対談、インタビューなどでは、このあたりの予算になるケースが増えます。
背景の選択肢、自然光、家具、簡単な照明、Wi-Fi、電源などがそろっていれば、持ち込み機材を減らせます。特に動画は撮影時間が延びやすいので、3〜5時間程度の総額で比較すると現実的です。
5万円以上を見込む場合
大人数の撮影、広告やMV、複数のシーンを撮る動画、広いハウススタジオ、白ホリ、大型照明を使う撮影では、5万円以上になることも珍しくありません。
この価格帯では「安い場所を探す」よりも、撮影を予定時間内に終えられる設備と動線があるかを見ることが重要です。撮りたいシーンが1か所で完結すれば、移動や再設営の時間を減らせます。
撮影費用を抑える方法

予算を抑えるポイントは、必要なものを削ることではなく、不要なものに払わないことです。撮影目的を先に決めると、スタジオ選びもかなりシンプルになります。
背景を最優先で決める
カフェ、オフィス、住宅、無地背景など、撮りたい画が決まっているなら、その背景が最初からある場所を選ぶのが効率的です。
安い白い部屋を借りて家具や装飾を持ち込むより、少し高くても目的の内装が完成しているハウススタジオのほうが、搬入や設営を含めた費用を抑えられることがあります。
無料設備を比較する
同じ1時間8,000円でも、照明や背景、Wi-Fi、控室、家具が含まれているかで実質的な値段は変わります。
予約前には「無料設備一覧」と「有料オプション一覧」を分けて確認してください。必要な備品をすべて足した金額が、そのスタジオの本当の比較価格です。
人数を必要最小限にする
人数加算があるスタジオでは、スタッフが増えるほど費用が上がります。加算がなくても、人数が増えれば広いスタジオや控室が必要になりやすくなります。
小規模な撮影なら、カメラ、出演、進行などの役割を整理し、必要な人数に絞ることで候補となるスタジオが増えます。
パック料金を確認する
長時間撮影では、1時間単価ではなく5時間、8時間、1日などのパック料金が有利なことがあります。
一方、短時間撮影なのに安いパックを選んでも意味はありません。予定時間に30〜60分の余裕を足し、その時間に合う料金プランを選びましょう。
比較表を作るなら、「1時間料金」ではなく「必要時間で借りた総額」「必要機材込みの総額」の2列を作ると判断しやすくなります。

予約前に確認したいポイント
料金だけで決めると、撮影当日に「必要な画が撮れない」「音が使えない」という問題が起こります。予約前には料金と撮影条件をセットで確認しましょう。
- 最低利用時間と延長単位
- 搬入・撤収が利用時間に含まれるか
- スチールと動画で料金が違うか
- 商用利用や人数による追加料金があるか
- 必要な照明・背景・家具が基本料金に含まれるか
- 家具移動や機材持ち込みが可能か
- 同時録音をする場合の環境音や外部音
- 電源容量とコンセントの位置
- Wi-Fiや有線LANの有無
- 駐車場、エレベーター、搬入口の条件
- ゴミ処理・清掃・原状回復の費用
- キャンセル料が発生する時期
写真撮影なら光と背景が優先ですが、動画では音も重要です。交通量の多い道路、近隣店舗、空調、冷蔵庫などの音が収録に影響する場合があります。
また、大型照明を複数使う撮影では電源容量も確認が必要です。家庭的なスペースでは、撮影専用スタジオほど大きな電力を想定していないことがあります。
撮影内容で必要な設備は変わる
撮影スタジオの相場を考えるときは、ジャンルごとに必要設備が違うことも意識しておきましょう。不要な設備が多い施設を選ぶと、その分だけ費用対効果が下がります。
プロフィール撮影
プロフィール写真なら、大規模なスタジオが必須とは限りません。自然光、落ち着いた壁や家具、人物と背景の距離が取れることのほうが重要な場合があります。
全身撮影をするなら、天井高だけでなくカメラを引ける奥行きも確認してください。
商品撮影
小物の商品撮影なら、テーブル、背景、照明を置けるスペースがあれば対応できます。反射する商品や色を正確に出したい商品では、照明を細かく調整できる撮影専用スタジオのほうが向いています。
背景紙を使う場合は、利用料金とは別に消耗した長さで費用が発生することがあります。
対談・インタビュー
対談やインタビューでは、背景の雰囲気と音環境の両方が重要です。カフェ風、書斎風、オフィス風など、セットを作らず撮れる場所なら設営時間を短縮できます。
一方、完全に静かな音声が必要なら、見た目だけで決めず、防音性や周辺環境を確認する必要があります。
YouTube・動画収録
YouTubeでは、カメラだけでなく照明、マイク、電源、Wi-Fiなど複数の条件が関係します。長回しする場合は、空調を使った状態での音も確認したいところです。
配信を行うなら、Wi-Fiがあるだけでなく、安定した通信環境が必要です。重要な配信では有線LANの有無も確認しましょう。
カフェバーを撮影場所にする場合
撮影専用スタジオ以外に、実際の店舗やレンタルスペースを撮影場所として使う方法もあります。カフェやバーらしい背景が欲しい撮影では、セットを一から作らずに済むのが利点です。
スプリングノートも、通常はカフェバーとして営業している店舗を貸切で撮影に利用できます。本棚、植物、木の床、カウンター、テーブル席、楽器などがあり、対談、インタビュー、プロフィール、商品、YouTubeなどの撮影に対応しています。
ただし、撮影専用スタジオではありません。白ホリ、大型照明、専門的な撮影機材は常設していないため、本格的な商品撮影や大規模な広告撮影など、専用設備が必要な用途では撮影スタジオを選んだほうがよいでしょう。
また、完全防音ではないため、音声収録では環境音が入る可能性があります。大型機材、照明、三脚、マイクの持ち込みや家具移動が必要な場合も事前確認をお願いしています。
通常は5〜15名程度の貸切を中心に案内しており、16〜20名は内容やレイアウトを確認したうえでの個別相談です。少人数で、実際のカフェバーらしい背景を使いたい撮影には候補の一つになります。
料金は人数、時間帯、利用内容などによって変わるため、固定料金では案内していません。検討する場合は、公式サイトの撮影向け貸切案内から最新の空き状況と料金を確認してください。
「カフェの背景が必要だから撮影専用スタジオを借りる」「照明設備が必要だから店舗を借りる」と決めつけず、完成させたい画から逆算して場所を選ぶと、不要な費用を減らしやすくなります。
渋谷駅から徒歩約8分の「スプリングノート」は、本棚・植物・カウンター・楽器のあるカフェバー空間を撮影や動画収録に利用できます。
撮影スタジオ料金のよくある質問
- 撮影スタジオは1時間いくらくらいですか?
-
小規模な撮影スペースなら1時間3,000〜8,000円程度、一般的な撮影スタジオでは5,000〜15,000円程度、ハウススタジオでは1万〜3万円程度が一つの目安です。大型施設や特殊なロケーションでは、それ以上になることもあります。
ただし、最低利用時間や管理費、機材費があるため、1時間料金だけで総額は判断できません。
- 2時間だけ借りることはできますか?
-
可能なスタジオもありますが、最低利用時間が2時間、3時間、5時間などと決められている場合があります。
2時間だけ撮影したくても最低3時間なら3時間分の料金が必要です。短時間撮影では、時間単価より最低利用時間を優先して比較してください。
- 撮影機材は料金に含まれますか?
-
施設によって異なります。基本的なスタンドやレフ板が無料のスタジオもあれば、照明、背景紙、ストロボなどがすべて別料金のところもあります。
使いたい機材を先にリスト化し、「無料」「有料」「持ち込み」の3つに分けると総額を計算しやすくなります。
- 動画撮影は写真より高いですか?
-
動画料金を高めに設定しているスタジオもありますが、写真と動画が同額の施設もあります。
動画では利用時間が長くなったり、照明や音声機材が増えたりするため、結果として総額が高くなることはあります。料金区分と必要機材の両方を確認しましょう。
- 安い撮影スタジオを選んでも問題ありませんか?
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必要な条件を満たしていれば問題ありません。SNS用の短い動画や小規模な商品撮影なら、コンパクトなスペースで十分なこともあります。
一方、同時録音、大人数、白ホリ、大型照明、広い引き、複数の背景などが必要なら、設備の整ったスタジオを選んだほうが撮影を進めやすくなります。安さではなく、撮影目的に対して過不足がないかで判断してください。
まとめ
撮影スタジオの料金相場は、1時間数千円台の小規模スペースから、1時間数万円以上のハウススタジオ・大型施設まで幅があります。そのため、「平均はいくらか」だけで場所を決めるのはおすすめできません。
確認したいのは、最低利用時間、機材費、人数加算、早朝・夜間料金、延長、管理費などを含めた総額です。さらに、撮影したい背景や必要な設備が最初からある場所を選べば、搬入や設営にかかる時間も抑えられます。
プロフィール撮影なら自然光と背景、商品撮影なら照明と背景紙、インタビューなら背景と音環境、YouTubeなら電源・Wi-Fi・音声収録環境というように、優先順位は撮影内容によって違います。
相場より安いか高いかだけではなく、「この場所なら必要な画を予定時間内に撮れるか」という視点で比べてみてください。それが、撮影スタジオの費用を無駄なく使う一番分かりやすい考え方です。

