こんにちは。スプリングノートのマスター、大塚です。
結婚式の二次会を考え始めると、会場探しより先に悩みやすいのが「費用は誰が払うのか」という問題です。新郎新婦が負担するのか、ゲストの会費でまかなうのか、幹事も少し出すものなのか。披露宴ほど形式が決まっていないぶん、周囲の「普通はこう」という感覚も人によって違います。
結論から言うと、結婚式二次会の費用負担に絶対的な正解はありません。ただし、揉めにくくするための基本はあります。それは、幹事に最終的な持ち出しをさせないこと。そして、新郎新婦が負担する範囲と、ゲスト会費でまかなう範囲を準備の早い段階で決めておくことです。
この記事では、会場を運営する立場から、二次会で発生しやすい費用を分解しながら、「誰がどこまで払うか」を決める考え方を整理します。
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- 結婚式二次会の費用を誰が払うのかという基本的な考え方
- 新郎新婦・ゲスト・幹事それぞれが負担しやすい費用の範囲
- 赤字やキャンセルが出ても揉めにくい予算の決め方
- 会費を決める前に会場へ確認しておきたい費用項目
結論は幹事に負担させない
まず最初に押さえておきたいのは、幹事と「費用の最終負担者」を分けて考えることです。幹事は準備や当日の進行を担当しても、お祝いのために時間と手間をかけて動いている立場です。
そのため、幹事が一時的に立て替えることはあっても、赤字分まで幹事個人が負担する前提にはしないほうがよいでしょう。事前に新郎新婦と幹事の間で、赤字が出た場合の負担方法まで決めておくと安心です。
二次会の費用は、次のように整理すると分かりやすくなります。
| 立場 | 基本的な考え方 |
|---|---|
| 新郎新婦 | 会費で足りない分、ゲストへのおもてなしとして追加する費用、自分たちが希望する演出費などを負担 |
| ゲスト | 事前に案内された会費を負担 |
| 幹事 | 原則として最終的な持ち出しはしない。必要な立替は後で精算 |
| 会計担当 | 当日の集金・支払い・精算を管理するが、赤字の責任まで負うわけではない |
ここで大切なのは、「幹事が会計を管理する」と「幹事が不足分を払う」を同じ意味にしないことです。
幹事にお願いする段階で「赤字が出た場合は新郎新婦側で負担する」と決めておくだけでも、準備中の心理的な負担はかなり減らせます。立替が必要なら、上限額と精算日も先に共有しておくとスムーズです。
二次会で発生する主な費用
「会場代と飲食代だけ」と考えていると、あとから細かな出費が積み上がることがあります。会費を決める前に、二次会全体で何にお金がかかるのかを一度一覧にしておきましょう。
会場と飲食の費用
中心になるのは、会場利用料と飲食費です。会場によって料金の仕組みはかなり違います。
たとえば、次のような料金体系があります。
- 1人あたりの飲食料金が決まっている
- 貸切料金と飲食料金が別になっている
- 最低利用金額が設定されている
- 利用時間によって料金が変わる
- 延長料金がかかる
- サービス料や設備利用料が別途必要になる
同じ「1人8,000円の会費」で考えていても、会場側の料金体系によって残る予算は変わります。見積もりを取るときは、最終的に会場へ支払う総額で確認することが大切です。
景品やゲームの費用
ビンゴや抽選会などを行う場合は、景品代も必要です。景品を豪華にすれば盛り上がりやすい面はありますが、その分だけ会費も上がります。
ここで考えたいのは、「景品は二次会に必須か」ということです。会話中心の会であれば、ゲームや景品を減らして飲食や会場の居心地に予算を回す方法もあります。
二次会は、豪華さよりも参加者の顔ぶれや目的に合っていることのほうが大切です。
装飾や備品の費用
ウェルカムボード、チェキ、筆記具、名札、印刷物、装飾、ゲーム用品なども少額ずつ費用がかかります。
ネット通販で安く用意できるものもありますが、「必要になってから幹事が買っておく」という進め方は立替が増えやすくなります。購入前に予算枠を決め、誰が注文するかまで決めておくと安心です。
音響や映像設備の費用
マイク、スピーカー、プロジェクター、モニター、カラオケ、楽器などを使う場合は、設備費も確認しておきましょう。
設備が無料の会場もあれば、1点ごとに追加料金がかかる会場もあります。持ち込み料が必要になる場合もあるため、「あるかどうか」だけでなく「料金に含まれているか」を確認することが重要です。
キャンセルや人数変更の費用
見落としやすいのが、参加人数の減少による差額です。
二次会は出欠が変わりやすく、直前の欠席も起こり得ます。ところが会場によっては、料理や貸切料金がすでに確定していて、人数が減っても支払額が下がらないことがあります。
予約前には、少なくとも次の点を確認しておきましょう。
- 最終人数の確定期限
- 人数変更ができる期限
- キャンセル料が発生する時期
- 最低利用金額の有無
- 当日欠席が出た場合の料金
この部分を確認せずに会費だけ先に決めると、あとから赤字が出やすくなります。

誰がどこまで払うか
「結婚式二次会の費用は誰が払う?」という疑問には、費用の種類ごとに考えると答えを出しやすくなります。全部を一律に新郎新婦、あるいは全部を会費と決める必要はありません。
新郎新婦が負担しやすい費用
新郎新婦が負担しやすいのは、会費だけではまかないにくい費用や、新郎新婦の希望で追加する費用です。
たとえば、次のようなものがあります。
- 会費収入で足りない会場費や飲食費の差額
- 新郎新婦が希望する特別な演出
- 会費を抑えるための補助
- ゲストへの追加のおもてなし
- 直前キャンセルなどで生じた不足分
- 幹事への謝礼やお礼を用意する場合の費用
新郎新婦が全額を負担しなければならないわけではありません。ただ、二次会は新郎新婦を祝う場である一方、新郎新婦側が開催を希望してゲストを招く場でもあります。会費で足りなかった分を幹事へ回すより、新郎新婦側で負担する前提にしておくほうが役割は明確です。
ゲストが負担しやすい費用
ゲストは、基本的には案内された会費を支払います。
会費には、飲食代や会場費の一部、場合によっては景品や備品などを含めます。ただし、ゲストから見ると「会費8,000円」の内訳までは分かりません。そのため、主催側は会費が高くなりすぎていないか、披露宴から続けて参加する人に無理がないかを考える必要があります。
会費を設定するときは、単純に総額を人数で割るだけではなく、参加者が納得しやすい内容かどうかも考えましょう。
幹事は最終負担しない
幹事は、参加者リストの管理、会場との連絡、ゲームや受付の準備、当日の進行などを担当することがあります。そこにさらに金銭的な負担まで加えると、かなり大きな負担になります。
幹事自身がゲストとして会費を払うかどうかは、新郎新婦と幹事の関係や役割によって決めればよいでしょう。幹事の会費を免除したり、一部を新郎新婦が負担したりする方法もあります。
大切なのは、幹事だから当然に会費も払い、赤字も負担するという状態にしないことです。
よくある費用負担の組み方
二次会の費用負担は、大きく分けるといくつかのパターンがあります。それぞれにメリットと注意点があります。
会費中心で不足分を新郎新婦が払う
もっとも考えやすいのが、ゲスト会費を主な財源にして、足りない分を新郎新婦が負担する方法です。
たとえば、会場費・飲食費・景品・備品を合わせた総額が24万円で、ゲスト30人から8,000円ずつ集めるとします。
30人 × 8,000円 = 24万円
この場合、予定どおり30人参加すれば収支は合います。ただし、当日2人欠席して会費を受け取れなければ、収入は22万4,000円です。
28人 × 8,000円 = 22万4,000円
差額の1万6,000円を誰が負担するか決めていないと、当日の会計担当が困ります。そこで、最初から「不足分は新郎新婦が負担する」と決めておくわけです。
この方式は分かりやすい一方、参加人数が変わると新郎新婦の負担額も変わります。
新郎新婦が補助して会費を抑える
ゲストの負担を軽くしたい場合は、新郎新婦があらかじめ一定額を出し、残りを会費でまかなう方法があります。
たとえば総額24万円で、新郎新婦が6万円負担するなら、ゲストから集める必要がある金額は18万円です。
24万円 − 6万円 = 18万円
30人なら、1人あたり6,000円で収支が合います。
18万円 ÷ 30人 = 6,000円
披露宴から続けて参加するゲストが多い場合や、遠方から来る人が多い場合は、こうした形も考えやすいでしょう。
新郎新婦が多めに負担する
少人数の二次会や食事会に近い形式では、新郎新婦が大部分を負担し、ゲスト会費を低めにする方法もあります。
人数が少ないと、固定の貸切料金を1人あたりに割り戻したときの負担が大きくなりやすいためです。無理に会費だけで全額を回収しようとすると、内容に対して会費が高く感じられることがあります。
「何人集まれば採算が合うか」だけでなく、「この会の内容ならゲストにいくらお願いするのが自然か」という視点も必要です。
幹事が費用を負担する形は避ける
中には、「幹事がプレゼントとして景品代を出す」「少し足りないから幹事がそのまま払う」といったケースもあるかもしれません。
本人が自発的に贈りたいものまで止める必要はありませんが、最初から幹事負担を予算に組み込むのはおすすめしません。新郎新婦と幹事の間で金銭感覚が違うと、あとでわだかまりが残りやすいからです。
会費は総額から逆算する
会費を決めるときは、「周りが8,000円だったから」ではなく、自分たちの二次会に必要な総額から逆算します。順番を変えるだけで予算管理がかなりしやすくなります。
まず固定費と変動費を分ける
費用は、大きく固定費と変動費に分けて考えます。
固定費は、参加人数が変わっても金額が変わりにくいものです。
- 貸切料金
- 音響・映像設備費
- 装飾費
- 司会や外部サービスの費用
- 景品代
変動費は、人数に応じて増減しやすいものです。
- 1人あたりの飲食費
- 参加者ごとのノベルティ
- 人数分必要な印刷物
この2つを分けると、「人数が5人減ったらどのくらい赤字になるか」を計算しやすくなります。
会費収入は確定人数で見る
出欠確認の途中で「たぶん40人来る」と考えて予算を組むのは危険です。
参加見込みが40人でも、まだ回答していない人を含めて会費収入を計算すると、実際の入金額とずれる可能性があります。予算は、できるだけ出席が確定した人数を基準に考えましょう。
また、新郎新婦本人の会費を収入として計上するかどうかも先に決めます。迷うなら、新郎新婦分は会費収入に入れずに計算するほうが安全側です。
予備費を考えておく
収支が1円単位でぴったり合う予算は、人数変更に弱くなります。
たとえば、備品の追加購入や当日の延長など、予定外の支出が出ることがあります。そのため、最初から少し余裕を持った総予算にしておくと安心です。
ただし、余裕を持たせるために会費を不必要に高くするのは避けたいところです。予備費をいくら持つかは、新郎新婦が負担できる上限と合わせて決めるとよいでしょう。

揉めにくい決め方
費用トラブルの多くは、金額そのものより「誰が払うと思っていたか」が食い違うことで起こります。準備を始める前に、次の順番で決めておくと整理しやすくなります。
- 二次会に必要な費用を全部出す
会場、飲食、景品、備品、設備、装飾、外注など、分かる範囲で総額を出します - ゲスト会費でまかなう範囲を決める
飲食と会場費を中心にするのか、景品や演出まで含めるのかを決めます - 新郎新婦の負担上限を決める
会費を抑えるための補助額と、赤字が出た場合にどこまで負担できるかを共有します - 幹事の立替ルールを決める
誰が何を購入し、立替の上限をいくらにするか、領収書やレシートをどう管理するかを決めます - 欠席時の扱いを決める
直前キャンセル時に会費をどう扱うかは、会場のキャンセル条件を確認したうえで案内します - 余ったお金の扱いを決める
余剰金を新郎新婦へ返すのか、追加のおもてなしへ使うのかを先に決めます - 精算日を決める
二次会終了後、いつまでに立替金と残金を精算するかを決めておきます
この7つを簡単な共有メモにして、新郎新婦と幹事が同じものを見られる状態にしておくと、口頭だけのやり取りより確認しやすくなります。
予算表には「予定額」と「実額」の2列を作っておくと便利です。準備中は予定額で判断し、購入や予約が確定したら実額へ置き換えるだけなので、残予算が見えやすくなります。
会費を決めるときの注意点
会費は高すぎても参加しづらくなりますし、低すぎると新郎新婦の負担が急に増えることがあります。金額だけでなく、ゲストの状況と二次会の内容を合わせて考えましょう。
披露宴からの参加者を考える
披露宴にも出席し、そのまま二次会へ参加するゲストは、すでにご祝儀や交通費などを負担していることがあります。
そのため、二次会だけを見れば妥当な会費でも、1日全体で見ると負担が大きく感じられることがあります。披露宴から参加する人が多い場合は、新郎新婦が一部を補助する判断もできます。
人数を多めに見積もらない
「友人を誘えば50人くらい来るだろう」といった見込みだけで会費を決めると、実際の参加者が少なかったときに固定費を回収できません。
特に貸切会場では、最低利用金額や最低保証がある場合があります。出席者数が確定する前に予約するなら、「何人まで減っても支払えるか」を新郎新婦側で確認しておくことが大切です。
追加料金を見落とさない
会場の見積もりを見るときは、基本料金だけで判断しないようにしましょう。
確認したいのは、次のような項目です。
- 貸切時間に準備・撤収時間が含まれるか
- 延長料金はいくらか
- マイクやプロジェクターは有料か
- 飲食の追加注文は別料金か
- ケーキや飲食物の持ち込みができるか
- 持ち込み料がかかるか
- 人数変更の締切はいつか
「思ったより高かった」という事態は、こうした追加条件の確認不足から起こりやすいものです。
余剰金を利益にしない
会費制の二次会では、予定より参加者が増えたり、費用が安く収まったりして余剰金が出ることがあります。
この余剰金をどう扱うかに全国共通の一つの決まりがあるわけではありません。ただ、ゲストから集めたお金ですから、主催側で納得できる使い道を事前に決め、幹事個人の利益になるような形は避けたほうが無難です。
少人数二次会は会場選びも重要
費用負担を考えるときは、「どこでやるか」も大きく影響します。特に10人前後から20人弱くらいの二次会では、大きなパーティー会場より、小さな貸切スペースや飲食店のほうが希望に合うことがあります。
少人数なら、豪華な演出よりも、全員が話しやすい距離感や飲食のしやすさを重視する人も多いでしょう。会場を選ぶときは、料金だけでなく、次のような点も確認してみてください。
- 人数に対して広すぎたり狭すぎたりしないか
- 着席中心か立食中心か
- 飲食をどこまで用意できるか
- マイクや音楽を使えるか
- ケーキや装飾の持ち込み条件
- 受付スペースを確保できるか
- 駅からのアクセス
- 準備と撤収に使える時間
私が運営している渋谷・桜丘町のスプリングノートも、貸切利用に対応しています。通常は5〜15名程度の少人数利用を中心にご案内しており、16〜20名は内容や店内レイアウトを確認したうえで個別相談です。
本棚や植物、木のテーブル、カウンター、楽器がある実際のカフェバーなので、一般的な会議室よりも、会話を中心にした落ち着いた二次会や小規模なパーティーに向いています。フード・ドリンクにも対応しています。
一方で、大人数を一度に収容したい二次会や、完全防音が必要な大音量イベントには向いていません。参加人数ややりたい演出に合う会場を選ぶことが大切です。
料金は人数、時間帯、利用内容によって変わるため、スプリングノートを候補にする場合は、公式サイトの貸切ページにある「空き状況・料金を確認する」導線から最新情報を確認してください。持ち込みや設備など条件面で不安がある場合は、予約前にLINEまたはお問い合わせから相談いただくほうが確実です。
渋谷駅から徒歩約8分の「スプリングノート」は、飲み会・歓送迎会・懇親会・二次会などにも利用できる貸切カフェバーです。
二次会費用のよくある質問
- 幹事が先に払うのは普通ですか?
-
一時的な立替が必要になることはありますが、幹事が自分のお金で最終負担する必要はありません。立替が発生するなら、事前に上限額、精算方法、精算日を新郎新婦と決めておきましょう。高額になる場合は、新郎新婦から先に準備金を渡す方法もあります。
- 新郎新婦も会費を払うべきですか?
-
必ず払う、払わないという決まりはありません。ただし、予算を組むときは、新郎新婦の会費を収入に含めず計算したほうが不足リスクを把握しやすいです。新郎新婦が会費相当額を出す場合も、「参加費」ではなく主催側の負担として整理すると会計が分かりやすくなります。
- 赤字になったら誰が払いますか?
-
事前に別の取り決めがなければ、幹事へ押し付けないことを基本に、新郎新婦側で負担する形を決めておくと揉めにくくなります。特に直前欠席や人数減で赤字になる可能性があるため、予約前に会場の人数変更期限とキャンセル条件を確認してください。
- 欠席したゲストから会費をもらってもいいですか?
-
欠席時の扱いは、キャンセル時期や会場へ実際に費用が発生するかによって考え方が変わります。あとから突然請求するより、招待時や出欠確認時にキャンセル期限や費用の扱いを分かる範囲で案内しておくほうがトラブルを避けやすいです。会場への支払い条件もあわせて確認しましょう。
- 会費が余ったらどうすればいいですか?
-
新郎新婦と幹事で事前に決めたルールに従うのが一番です。新郎新婦へ返す、追加のおもてなしに使うなどの方法があります。幹事が独断で打ち上げ代や謝礼に回すのではなく、余剰金の扱いを共有しておきましょう。
まとめ
結婚式二次会の費用負担に、すべての人へ当てはまる一つの正解はありません。会費中心で運営する方法もあれば、新郎新婦が一部または多めに負担してゲストの会費を抑える方法もあります。
ただし、どの方法でも共通して大切なのは、幹事に持ち出しをさせないこと、そして新郎新婦負担とゲスト会費の範囲を事前に決めることです。
会場費、飲食費、景品、備品、設備、キャンセル時の差額まで一度一覧にし、「誰が払うか」「赤字ならどうするか」「余ったらどうするか」を決めてから準備を進めれば、当日の会計もかなり楽になります。
これから二次会を計画するなら、まずは参加人数の見込みと会場の総額を出し、幹事を決める前後で費用負担のルールを共有してみてください。会場選びまで進んでいる場合は、料金だけでなく、人数変更期限や設備費、飲食条件まで確認しておくと安心です。

