トークイベントの質問はどう考える?話を引き出す作り方とコツ

トークイベントの質問はどう考える?話を引き出す作り方とコツ

こんにちは。スプリングノートのマスター、大塚です。

トークイベントを企画したり司会を担当したりするとき、意外と悩むのが「何を質問すれば、登壇者から面白い話を引き出せるのか」という点です。

立派な質問を考えようとすると、つい難しい言葉を使ったり、質問そのものが長くなったりします。しかし、良い質問は必ずしも専門的である必要はありません。むしろ大切なのは、登壇者が自分の経験や考えを具体的に話しやすい問いになっていることです。

参加者から質問するときも同じです。「こんな基本的なことを聞いて大丈夫だろうか」と考えすぎる必要はありません。聞きたいことを整理して、相手が答えやすい形にすると、会場全体にとって価値のある質疑応答になりやすくなります。

この記事では、トークイベントの司会者と参加者の両方を想定しながら、質問の作り方、話を深める聞き方、質疑応答を進めるときの考え方を具体的に紹介します。

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この記事を読むと分かること
  • トークイベントで話を引き出しやすい質問の特徴
  • 一言で終わらない質問を作る具体的な方法
  • 司会者が話を深めるための質問のつなげ方
  • 参加者が質疑応答で質問するときの注意点
目次

良い質問は答えやすさが大切

トークイベントの質問を考えるときは、「鋭い質問をしよう」とするよりも、まず登壇者が話しやすい問いになっているかを考えるのがおすすめです。

質問には、答えが「はい」「いいえ」で終わりやすいものと、経験や考えを説明できるものがあります。

たとえば、起業経験について聞くイベントで、

「会社を始めるとき、不安はありましたか?」

と聞けば、「ありました」で答えることもできます。

一方、

「会社を始めようと決めたとき、特に不安だったことは何でしたか?」

と聞けば、登壇者は当時の状況や感情を具体的に説明できます。

さらに、

「その不安には、どのように向き合ったのでしょうか?」

と続ければ、経験から得た考え方や行動まで話を広げられます。

このように、トークイベントでは質問単体の面白さだけでなく、その質問からどんな話が始まりそうかを考えることが大切です。

経験を聞く質問は話が具体的になる

参加者が興味を持ちやすいのは、一般論だけではなく、その人だから話せる経験です。

たとえば、

  • 最初に取り組んだことは何でしたか
  • 一番判断に迷った場面はどこでしたか
  • 始める前と後で考え方はどう変わりましたか
  • うまくいかなかったとき、何を見直しましたか
  • 今振り返ると、重要だった選択は何だと思いますか

といった質問があります。

こうした問いは、登壇者の具体的なエピソードにつながりやすくなります。

もちろん、失敗談やプライベートな内容を無理に聞く必要はありません。イベントのテーマや登壇者との事前確認に合わせて、話せる範囲を考えることが前提です。

考えを聞く質問も組み合わせる

経験だけを順番に聞いていくと、出来事を紹介するだけのトークになってしまう場合があります。

そこで、

「その経験から、今はどのように考えていますか?」

「同じ状況の人がいたら、何を大切にしてほしいですか?」

といった質問を組み合わせます。

経験を聞く→理由を聞く→現在の考えを聞く

という流れにすると、登壇者の人柄や価値観まで伝わりやすくなります。

マスターのひとこと

質問を考えるときは、「質問文を格好よくすること」より「この質問をしたら、どんな話をしてもらえそうか」を想像してみてください。話の入口が見える質問ほど、登壇者も答えやすくなります。

質問は具体的にすると答えやすい

質問が漠然としていると、登壇者もどこから答えるべきか迷います。そこで、テーマを少し絞って質問することがポイントです。

たとえば、

「仕事についてどう考えていますか?」

では範囲が広すぎます。

これを、

「仕事を続けるうえで、一番大切にしている判断基準は何ですか?」

とすると、答える方向が明確になります。

時間を区切って聞く

話の範囲を具体的にする方法の一つが、時期を示すことです。

たとえば、

  • 始めたばかりの頃は何に苦労しましたか
  • 転機になった時期はいつ頃でしたか
  • 現在は何を一番意識していますか
  • 5年前と比べて考え方はどう変わりましたか

といった聞き方です。

「昔」「今」「これから」と時間軸を作ると、話の流れも整理しやすくなります。

場面を限定して聞く

「大変だったことはありますか」だけでは範囲が広いため、もう少し場面を限定する方法もあります。

たとえば、

「最初のお客様を集める段階では、どんなことに苦労しましたか?」

「チームが大きくなったとき、難しくなったことはありましたか?」

という形です。

具体的な場面を示すことで、登壇者も当時を思い出しながら話しやすくなります。

一言で終わらない質問を作る

トークイベントでは、答えが短すぎる質問ばかり続くと話を広げにくくなります。そこで「なぜ」「どのように」「何が」を使って質問を組み立てます。

たとえば、

「転職して良かったですか?」

という質問を、

「転職して、一番良かったと感じた変化は何ですか?」

と変えるだけでも、答えの内容はかなり変わります。

「なぜ」で理由を聞く

判断の背景を知りたいときに使いやすいのが「なぜ」です。

「なぜ、その方法を選んだのでしょうか」

「なぜ、そのタイミングで決断したのでしょうか」

ただし「なぜ」を何度も続けると、問い詰められているように感じることもあります。

「どんな理由があったのでしょうか」

「その判断には、どのような背景がありましたか」

と柔らかく言い換えると自然です。

「どのように」で過程を聞く

具体的な方法を知りたいときは、「どのように」が役立ちます。

「最初のお客様を、どのように増やしていったのでしょうか」

「忙しい時期は、どのように仕事を整理していますか」

方法や過程を聞く質問は、参加者が自分の生活や仕事に置き換えやすいという良さもあります。

「何が」でポイントを聞く

登壇者自身に重要なポイントを選んでもらう方法です。

「その経験で、一番勉強になったことは何ですか」

「今振り返って、成功につながった要因は何だと思いますか」

「始める前に知っておきたかったことは何ですか」

質問する側が答えを決めつけず、登壇者が自由にポイントを選べます。

質問は流れで考える

司会者の場合、質問を一問ずつ独立して考えるより、トーク全体の流れを作っておくことが重要です。

基本的には、入りやすい話題から始めて、少しずつ具体的な経験や考えへ進むと自然です。

最初は答えやすい質問から入る

冒頭から難しい質問をすると、登壇者も会場も少し緊張してしまうことがあります。

最初は、

「現在はどのような活動をされているのでしょうか」

「この仕事を始めたきっかけを教えてください」

など、比較的答えやすい質問から始める方法があります。

参加者も登壇者について理解しやすく、その後の話についていきやすくなります。

中盤で具体的な経験を掘り下げる

登壇者やテーマについて理解が進んだら、具体的なエピソードを聞きます。

「始めた頃に一番苦労したことは何でしたか」

「そのときは、どんな選択肢があったのでしょうか」

「最終的にその方法を選んだ理由は何ですか」

というように、話の背景を少しずつ深めます。

後半で現在や未来へつなげる

最後まで過去の話だけを続けるより、現在やこれからへつなげるとイベント全体をまとめやすくなります。

たとえば、

「その経験は、現在の仕事にどう影響していますか」

「今後取り組んでみたいことはありますか」

「これから始める人に一つ伝えるなら、何でしょうか」

といった質問です。

こうすると、登壇者の話を聞いて終わるだけでなく、参加者が自分に置き換えて考えやすくなります。

深掘り質問を用意しておく

実際のトークでは、予定していた質問だけで進める必要はありません。登壇者の答えの中に気になる言葉が出てきたら、そこをさらに聞くことで話が深まります。

司会者にとって大切なのは、質問リストをすべて消化することではなく、その場で出てきた面白い話を拾うことです。

「それは具体的には?」と聞く

登壇者が抽象的な言葉を使ったときは、具体例を聞きます。

登壇者が、

「最初はかなり試行錯誤しました」

と話したなら、

「具体的には、どんなことを試したのでしょうか」

と聞けます。

「コミュニケーションを大切にしています」という話なら、

「実際には、どんなことを意識しているのでしょうか」

と続けられます。

抽象的な表現を具体的な行動へ変えるだけで、参加者にとって理解しやすい話になります。

変化を聞く

前後の違いを聞く方法もあります。

「その出来事の前と後で、考え方は変わりましたか」

「以前のやり方と現在では、何が一番違いますか」

変化を聞くと、登壇者の学びや成長の過程が見えやすくなります。

理由をもう一段聞く

興味深い判断が出てきたら、その理由を聞きます。

「なぜ、その選択をしたのでしょうか」

「ほかの方法ではなく、それを選んだ理由はありますか」

ただし、深掘りはすればするほど良いわけではありません。すでに十分伝わっている話を何度も聞くと、進行が停滞します。

参加者が知りたいところまで掘り下げたら、次のテーマへ移る判断も必要です。

マスターのひとこと

深掘り質問は事前にすべて決めることができません。「具体的には?」「その理由は?」「その前後で何が変わりましたか?」という基本の型を持っておくと、その場の話に合わせて使いやすくなります。

避けたい質問のパターン

質問の内容自体は間違っていなくても、聞き方によっては答えにくくなる場合があります。トークイベントでは、質問する側が話しすぎないことも大切です。

質問が長すぎる

参加者からの質問で特に起こりやすいのが、自分の意見や状況説明が長くなることです。

「私は以前こういう仕事をしていて、そのときこんな問題があって、その後こういうことも経験して……」

と説明が続くと、最後に何を聞きたいのか分かりにくくなります。

質問するときは、

  1. 必要な前提を短く伝える
  2. 聞きたいことを一つに絞る
  3. 最後を質問文で終える

という形にすると分かりやすくなります。

一度に何問も聞く

「始めた理由と、苦労したことと、成功した理由と、今後の目標を教えてください」

という質問では、登壇者がどこから答えるべきか迷います。

複数のことを聞きたい場合でも、まず一つ質問して、その答えを受けて次へ進む方が自然です。

答えを誘導しすぎる

「やはり成功するには努力が一番大切ですよね?」

という質問は、すでに質問者側が答えを決めています。

それより、

「成功につながった要因を一つ挙げるとすると、何でしょうか」

と聞く方が、登壇者自身の考えを引き出せます。

前提を決めつける

「その失敗はかなりつらかったと思いますが」

と聞いても、本人は失敗だと思っていない可能性があります。

「その出来事を、当時はどのように受け止めていましたか」

と聞けば、相手の見方を尊重できます。

知識を見せる質問になる

専門的なイベントでは、質問者自身の知識を長く説明してから質問する場面があります。

もちろん背景説明が必要な場合はありますが、質疑応答の目的は質問者の知識を示すことではありません。

登壇者からどんな話を聞きたいのかを中心に考えると、質問を短く整理しやすくなります。

個人情報、家庭事情、病気、収入、取引先とのトラブルなど、登壇者が答えにくい内容を突然質問するのは避けた方がよいでしょう。イベントのテーマに必要な話題であっても、扱いが難しい内容は事前に登壇者と確認しておくことが大切です。

参加者から質問を募るコツ

トークイベントでは、司会者が用意した質問だけでなく、参加者から質問を受け付ける時間を設けることもあります。

ただ、「質問がある方はいませんか?」と突然聞いても、すぐには手が挙がらないことがあります。

質問を考える時間を作る

話を聞きながら質問を考えていても、すぐ言葉にできない人は少なくありません。

質疑応答へ移る少し前に、

「このあと皆さんからの質問も受け付けますので、気になることがあれば考えておいてください」

と案内しておくと準備しやすくなります。

質問の範囲を示す

質問が出にくい場合は、テーマを少し示す方法もあります。

「今日のお話の中で、具体的な方法について聞きたいことはありますか」

「これから同じことを始めたい方からの質問はいかがでしょうか」

というように範囲を示すと、参加者が質問を考えやすくなります。

最初の質問を司会者が用意する

参加者から質問が出なかったときに備えて、司会者が追加質問を数問持っておくと進行しやすくなります。

沈黙したからといって、すぐに「質問はないようですね」と終了する必要はありません。

「では、皆さんが考えている間に私から一つ聞かせてください」

とトークを続け、その間に質問を考えてもらう方法もあります。

司会者は時間配分も考える

面白い話を引き出すことと同じくらい大切なのが、イベント全体の時間を管理することです。

登壇者の話が盛り上がったとしても、一つのテーマだけで予定時間を使い切ってしまうと、聞きたかった話題まで到達できません。

質問数を詰め込みすぎない

60分のトークイベントだからといって、30問用意する必要はありません。

一つの質問から5分話が広がることもありますし、そこからさらに深掘り質問が生まれることもあります。

質問は「全部聞かなければならない台本」ではなく、話を進めるための選択肢として用意する方が柔軟です。

重要な質問を先に決め、そのほかを予備として持っておくと進行しやすくなります。

質疑応答の時間を先に確保する

参加者から質問を受ける予定なら、終了直前になって慌てて時間を作るのではなく、あらかじめ質疑応答の時間を想定しておく必要があります。

たとえば終了10分前を質疑応答の目安にしているなら、その時間が近づいた段階で予定していた質問を整理します。

全部聞くことより、イベント全体として気持ちよく終われる方が大切です。

会場環境もトークのしやすさに影響する

質問内容が中心の記事ですが、実際にトークイベントを開く場合は、会場の環境も会話のしやすさに影響します。

特に少人数のイベントでは、登壇者と参加者の距離、席の向き、音量、マイクの必要性などを事前に考えておくと進行しやすくなります。

人数とレイアウトを確認する

同じ10人のイベントでも、講義形式で一方向を向くのか、登壇者を囲むように座るのかで雰囲気は変わります。

参加者との質疑応答を重視するなら、顔が見えやすい配置の方が会話は生まれやすくなります。

反対に、プレゼンテーションを中心にするなら、モニターやプロジェクターが見やすい席配置を優先する必要があります。

音声と周辺環境を確認する

動画収録を伴うトークイベントでは、参加者に聞こえるかだけでなく、収録音声にどの程度の環境音が入るかも確認が必要です。

会場を選ぶ際には、

  • マイクを利用できるか
  • スピーカーなどの音響設備があるか
  • 外部の音がどの程度入るか
  • 動画撮影や三脚の設置が可能か
  • 照明や電源を確保できるか

といった点を確認しておくと安心です。

撮影専用スタジオと飲食店、貸会議室では設備や音環境がかなり違います。用途に合う場所を選ぶことが大切です。

少人数ならカフェバーも選択肢

私がマスターをしている渋谷・桜丘町のスプリングノートも、通常営業しているカフェバーを貸切スペースとして利用できます。

本棚や植物、木の床、カウンター、テーブル席、楽器などがあるため、一般的な貸会議室とは少し違う、落ち着いた雰囲気でトークや交流をしたい場合には選択肢の一つです。

通常は5〜15名程度を中心に貸切利用を案内しており、16〜20名の場合は利用内容やレイアウトを確認したうえでの個別相談となります。Wi-Fi、電源、モニター・プロジェクター、マイクやスピーカーなどの設備もありますが、設備の状態や利用可否は変わる場合があるため、必要なものは予約前に確認してください。

一方で、数十人以上を集める大規模なトークイベントや、完全防音が必要なイベント、大型の撮影機材を常設する専門スタジオのような用途には向いていません。

トークイベントは内容だけでなく、参加人数、席の配置、撮影の有無、音量、飲食を伴うかによって適した会場が変わります。スプリングノートでの開催を検討する場合も、まず利用内容を整理したうえで貸切ページから相談していただくのが確実です。

マスターのひとこと

会場を探すときは「何人入れるか」だけで決めず、質問や交流を重視するのか、映像を見せるのか、収録するのかまで整理しておくと選びやすくなります。トークイベントでは、参加者と登壇者の距離感も意外に重要です。

質問リストの作り方

ここまでのポイントを踏まえて、司会者が事前に質問リストを作る手順を整理してみます。

  1. イベントのゴールを決める
    「参加者に何を持ち帰ってほしいのか」を一文で整理します。ここが曖昧だと質問も広がりすぎます。
  2. 大きなテーマを3〜5個に分ける
    たとえば「始めたきっかけ」「最初の苦労」「転機」「現在」「これから」のように話題を分けます。
  3. 各テーマに基本質問を置く
    一つのテーマにつき、まず答えやすい質問を一つ用意します。
  4. 深掘り質問を用意する
    「具体的には?」「なぜ?」「その前後で何が変わった?」など、話を広げるための質問を準備します。
  5. 優先順位を決める
    必ず聞きたい質問と、時間があれば聞く質問を分けます。
  6. 最後の質問を決める
    参加者へのメッセージや今後について聞ける質問を用意すると、トークを締めやすくなります。

この形で作っておけば、当日に予定外の話が広がっても柔軟に対応できます。

質問リストを台本として読むのではなく、話の地図として持っておくイメージです。

トークイベントの質問例

テーマによって使える質問は変わりますが、考えるきっかけになるよう基本的な例をまとめます。

始めたきっかけを聞く

  • この活動を始めたきっかけは何でしたか
  • 最初に興味を持ったのはいつ頃ですか
  • 実際に始めようと思った決め手は何でしたか
  • 始める前に不安だったことはありましたか

経験を深掘りする

  • 最初に苦労したことは何でしたか
  • 当時、一番判断に迷ったことは何ですか
  • そのときはどんな選択肢がありましたか
  • その方法を選んだ理由は何ですか
  • 今振り返ると、違う方法もあったと思いますか

考え方を聞く

  • 仕事をするうえで大切にしていることは何ですか
  • 判断に迷ったときの基準はありますか
  • 続けるために意識していることはありますか
  • 経験を重ねて変わった考え方はありますか

参加者につなげる

  • これから始める人は何から取り組むとよいでしょうか
  • 初心者が見落としやすいことはありますか
  • 最初から完璧に準備しなくてもよいことはありますか
  • 一つだけアドバイスするとしたら何でしょうか

そのまま使う必要はありません。登壇者やテーマに合わせて、具体的な言葉へ置き換えてください。

トークイベントのよくある質問

トークイベントでは質問を何個用意すればよいですか?

イベント時間や登壇者の人数によって変わるため、固定の正解はありません。

大切なのは質問数そのものより、必ず聞きたい質問と予備の質問を分けておくことです。一つの質問から話が広がることもあるため、用意した質問をすべて消化しようとしない方が自然なトークになります。

テーマごとに基本質問と深掘り質問を用意しておくと対応しやすくなります。

面白い質問が思いつかないときはどうすればよいですか?

無理に変わった質問を考える必要はありません。

「なぜ始めたのか」「どんな苦労があったのか」「どう乗り越えたのか」「今はどう考えているのか」といった基本的な質問でも、登壇者の経験が具体的なら十分面白い話になります。

質問の珍しさより、相手が具体的に話せるかを意識してください。

参加者として質問するとき、最初に自己紹介は必要ですか?

イベントのルールによりますが、質問に必要がなければ長い自己紹介は避けた方が質疑応答は進みやすくなります。

自分の状況を伝えないと質問の意味が分からない場合は、必要な背景だけを短く説明してから質問するとよいでしょう。

「私は現在○○を始めたばかりなのですが、初心者の時期に特に意識していたことはありますか」のようにまとめると伝わりやすくなります。

登壇者の答えが短かった場合はどうすればよいですか?

答えの中にある言葉を拾って、具体例や理由を聞いてみてください。

「それは具体的にはどんな場面でしたか」

「そう考えるようになったきっかけはありますか」

と聞くと話が広がることがあります。

ただし、登壇者がその話題を広げたくない様子であれば、無理に追わず次の質問へ移る配慮も必要です。

質疑応答で誰も質問しないときはどう進めればよいですか?

司会者が予備の質問を一つ出して、参加者が考える時間を作る方法があります。

また、「方法について聞きたい方はいませんか」「これから始めたい方から質問はありますか」のようにテーマを示すと、質問を考えやすくなります。

最初の数秒の沈黙だけで質疑応答を終わらせず、少し考える時間を取ることも大切です。

まとめ

トークイベントの質問で大切なのは、難しいことを聞くことではありません。登壇者が具体的な経験や考えを話しやすく、参加者にも内容が伝わる質問を作ることです。

「はい」「いいえ」で終わる質問だけでなく、「何が」「どのように」「どんな理由で」といった聞き方を使うと、話を広げやすくなります。

司会者の場合は、一問ずつ質問を考えるだけではなく、

きっかけ→具体的な経験→判断や理由→現在の考え→これから

という流れを意識すると、トーク全体がまとまりやすくなります。

そして、予定していた質問を全部聞くことより、登壇者の答えから出てきた興味深い話を拾うことも大切です。

参加者として質問するときも、難しい質問を用意する必要はありません。自分が本当に知りたいことを一つに絞り、相手が答えやすい形で聞けば十分です。

トークイベントは、登壇者だけが話をする場ではありません。司会者の質問によって話が深まり、参加者からの問いによって新しい視点が生まれます。

質問を「正解を聞くもの」ではなく、その人だから話せる経験や考えを引き出す入口として考えてみてください。

トークイベントの全体像を見る →

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